日本語でいうなら「鍋敷き」。
「鍋敷き」あまりにもお母さん的な漢字の字面、「ナベシキ」という音の昭和感。
21世紀をさっそうと駆け抜けようとしている我々のオシャレ魂のアキレス腱的な弱点部分、それが「鍋敷き」。
いかにファッションをおしゃれに決めようとも、欧米の高級自動車を乗り回そうとも、自宅にあるたった一つの「鍋敷き」がその人をDEATH(死の)修飾をしてしまうしてしまうことがあるんです。
”お母さんが組合的な集まりの北海道への旅行でのおみやげで買ってきた的な鍋敷き”を使っている、そんな七十二分の一秒の刹那の瞬間を他人に見られた瞬間、その鍋敷きほっこりパワーが、あなたがコツコツ積み上げたオシャレ修行の成果を、完膚なきまでに破壊しつくします。あなたのオシャレATフィールドが完全修復されるには数年を必要とする大きなダメージを負います。
「じゃあ、どうすればいいんだよ!?」
大丈夫です。日本はまだ大丈夫です。
「お客様、DULTON社製アルミトリベットはいかがでしょうか?」
そう、これは鍋敷きなんかじゃない、あのDULTON社のトリベット、アルミ製でゴム足つき。「鍋敷き」じゃありません、トリベットです。
筆者なぞ、このトリベットを、かれこれ30年ほど使っています。
30年間、壊れることもなく目立すぎることもなく、毎日アッツアッツに熱されたヤカンや鍋を寡黙に上に乗せてきたDULTONのトリベット、筆者から絶大なる信用を得ています。
ネットなどで情報をチェックしますとアメリカ雑貨という評価が多いですが、本当にアメリカなのでしょうか?もしかしてEU,イタリアなのではないでしょうかね?
このあたり、ぜひともDULTONの営業担当者に問合せたいところです。
筆者は30年前に購入しましたが、このトリベット商品として息が長いロングセラー。将来もずっと生産供給され続けることでしょう。
このトリベットから、果敢に日本の雑貨カルチャーに挑みつづけ、そして雑貨カルチャー全体を引き上げ続けてきたDULTONの魂を感じます。
確かDULTONの笹本社長は、元ガラクタ貿易のスタッフだったはず。伝説のガラクタ貿易平井社長のころに笹本さんがおられて、文字盤にGATRACの文字が入ったデスククロックなどをデザインされていたはず。
DULTONはある意味、初代ガラクタ貿易の血筋を引いているのですね。
これは、DULTONがガラクタ貿易カルチャー云々というわけではなく、日本の雑貨カルチャーを大きく変えた先人の人たちは同じグループにいた事があるという風に捉えて欲しいですね。
なんて言うんでしょう、「硬派雑貨」のような印象の企業。
GATRACも今はHPで観る限り、全然違う会社になってしまってますね。
話がダイニングプレートからそれてしまいましたが、この一見平凡な商品にDULTONの魂が宿っているのです。
雑貨歴史コンテクスト的にも重要な、DULTONのアルミ製トリベット、お持ちでなければぜひどうぞ。
DULTON アルミトリベットの買える店
楽天