バルミューダの電気ケトルの使い心地

BALMUDA The Pot

バルミューダというメーカーのコーヒー用電気ポット。その使い心地をレポート。
実際に購入し、毎日使用しております。
今はtoffyの電気ケトルを使っています。

よいところ

沸くのが早い

筆者がコーヒーを飲むときは2杯分を淹れ、その水の量は300ccです。
12月中旬の岡山県岡山市の水道水は約6℃。
その6℃の300ccの水を、バルミューダの電気ポットは約1分45秒で沸かします、とても早いです。

ポットのスイッチを押して、ミルでゴリンゴリンとコーヒー豆を挽いているうちにお湯が沸きます。
沸騰すると湯気がフタの隙間ところからもわっと出てきます。沸いたなって離れててもわかります。

注ぎやすい(重量バランスが良い)

注ぎ口の写真、なめらかで綺麗なカーブ

すごく安定しています、疲れずにお湯を注ぐことが出来ます。
1滴単位で注ぐのも簡単です。

おそらく、注ぎ口の位置、取っ手、ポット本体のデザインに水が加わったときの重心バランスが計算されているのでしょうか。
量についても、ポトッポトッと1滴ずつ垂らすことも簡単で、注ぎ口にも工夫があるのでしょう。コーヒーを淹れるときに超スローに注ぎたくなりときがありますが、そういう気分にもしっかりと対応できる「1滴注ぎ能力」があります。

「こだわってコーヒーを淹れる感」を最大値で体感できます、こだわり体感派の筆者もバリスタ気分を味わうことが出来ています。

簡単に操作できる

水を入れ、スイッチを押すだけなので誰でも使えます。

バルミューダ電気ケトルのスイッチ

写真の中央マーク下のレバー?みたいなのがスイッチだ。これを下にパチリと押すだけ。ONになったら、左に見える取っ手の端っこについてるLEDランプ点灯。

マニアック情報

ここから先はマニアック情報です。

コンセントと電気コードが安心

まず電気コードが太い、そしてコンセントの根元部分が疲労で電線が朽ちないようになっていて安心。ドライヤーとかオーブンとか加熱するのにたくさんの電気を使う製品はまず電気コードが太く、コンセント部分の付け根がしっかりするべきだ。金属疲労など起こして断線したり、ショートして火事の原因になるような作りでは困るのである。
その点、このバルミューダの電気ケトルのコンセントは安心だ。

電気コード部分のビニールの手触りが、ひんやり・ぬるっとしており高級感を感じ取ることができる。

電気コードを収納できる

バルミューダ電気ケトル コード収納

電気コードを収納できるようになっています。シンプルだけどうれしい機能だ。ちなみに電気コードの長さは1.3m、筆者の環境では困っていない、十分な長さと感じている。

商品単位で登録できる

製品の箱にシリアルナンバーがある(内部の紙にもある)これをサイトで登録する

バルミューダのサイトで製品ユーザー登録できる。製品に1個づつシリアル番号が登録されていて、自分の個人情報と製品をリンクして登録できる。保証サービスとか情報配信などに利用されるようだ。筆者ももちろん登録している。家電で1製品単位で登録・サポートしようとする姿勢がうれしい。

そして2021年秋、壊れました

形あるものすべてに寿命がある。

バリュミューダの電気ポットも、例外ではありませんでした。

2021年の11月、ついに故障しました。

故障の内容は、「電気スイッチを下に押してもONにならない状態」です。

バリュミューダに電話して修理料金を尋ねたら6000円ぐらいでした、それなら買った方がいいと思い修理するのを断念しました。が、しかし。

執念で使い続ける方法がある

ついにスイッチを入れる方法を見つけました。それは、ゆっくりじわ~~とスイッチを上下することを何回も繰り返すというものです。

理由は分かりませんが、この行動を繰り返していると、

「カチッ」

と音がしてスイッチが入り、お湯を沸かせることが出来ます。

故障してから3か月ほど経ちますが、毎日こうやってだましだまし使っております。(2021年12月8日)

妻は新しいのに買い替えたいようですが、私はけなげに頑張っているバリュミューダ電気ケトルが完全に死んでしまうまで延命措置をしながら使ってやろうと思っています。

節約ではなく愛情ですね。

そういう愛情をもつことができる製品・ブランドのバリュミューダは、改めてすごいですね。

その後の感想 2025年1月

上の記事は2021年12月に書いたもので、バルミューダ社の商品のデザイン性や思想を高く評価していることがうかがえますね。

この後、バルミューダはスマホの事業で失敗してしまいます。

このバルミューダphoneの始まりから終わりまでを見ていくなかで私のバルミューダ社への気持ちがどんどん冷めてしまいました。

バルミューダの商品のデザインがもたらす特別性は、2024年ではニトリや無印など多くのメーカーからも感じられるようになったと思います。

安いメーカーでも「それなりのシンプルで都会的なデザイン」が実装されるようになったと思います。

そうすると、私の中で「バルミューダは高いメーカー」のように感じるようになってしまいました。

かっては特別な存在(一歩抜きんでたデザインと機能)が個性だったのですが、その個性が無くなってしまったようです。

そういうわけで、バルミューダじゃなくてもいいや!なんて思っています。

また、スマホの失敗で「ユーザーの気持ちをあんまりわかってないんだな」という感覚を持ってしまいました。

スマホの登場は期待していただけに、あまりの見当違いぶりに悲しみを感じてしまいました。

2025年の今は店頭でバルミューダの商品を見ても以前のように心ときめきません。

あんなに特別視していたのに・・・。
と自分で記事を読んで目を細めました。

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