イムコ・ストリームラインは、ギミック感が最高の男らしいライターの巻

筆者はタバコをたしなむ派なので、ライターはイムコ(IMCO)社のストリームラインっていうモデルを使っております。

これが、実に男らしい、ギミック感満点のライターなのです。

IMCO STREAMLINE

イムコ(IMCO)っていう名前は商品名じゃなくて、会社名。オーストリアのメーカー。
オイルライターはZIPPOが代表的と思われますが、IMCOの歴史はそれよりも古いのです。

その証拠に、ZIPPOのフリントとウィックはIMCOの規格に基づいてつくられています。

筆者のタイプは、ストリームラインという名で、IMCOでもちょっと変わったデザイン。
スーツに合うほうがいいと思って、市場で人気のタンクが円柱タイプではなく、平べったいタイプをつかってます。

このイムコライターの良さは、なんといっても、このギミック感。

フリントを入れるところが、ガバっと開いたりして、まるで武器を思わせるようなデザインなのです。

イムコ ギミック

ここらへんのギミック感がZIPPOと違い、渋みというか深みというかヨーロッパ生まれなんだなあってところです。

ZIPPOもすごいけど、ギミックはあまりにシンプルです。

イムコは、「なんだこれ!?」っていうような違和感、アメリカ雑貨に見慣れた筆者は、最初に見た時にかなりの衝撃でした。

イムコ の底面の刻印

(IMCOの底面、刻印があります。写真がボケ気味ですが刻印は極細の文字でくっきりと、そして格好いいレイアウトと書体です)

イムコ ギミック
イムコ ギミック

(フリント[ライターの石]を交換するところ、通常時は見えない部分だけど刻印が施してあります。渋すぎる!)

IMCO ライターのパッケージ

金属の生地は薄くとても軽いです、胸ポケットに入れてもいい感じです。

それなのに、しっかりとした設計なので、ギミックの動きもキレイでチャチじゃないのですね。

このライターを使っていると、

「男の喫煙具だぜ!」

的な、今まさに俺は男らしい状態で現在進行形であるなどと、筆者は味わい深く感じたりします。

オフィスの喫煙ルームでも、冬の河原でも、畑の土真ん中でも、

「男の一服」

を、存分に味わえます。

あと、シークレットオプショナルな味わいとして、筆者が一番好きなのは、手入れのときかもしれません。

フリントを入れたり、オイルを継ぎ足したりするときの分解するときが楽しいんです。

ちなみに、ススは燃料のオイルを染み込ませた布などで拭くと綺麗に。

「ポケットにいつもイムコを!」

とは言ったものの、このライター、その昔800円で買ったのに、現在ネットでは売りきれで、20,000円もしたりするんですね、おどろいた!すでにレア物化しているようです。イムコ社は「2012年4月にIMCOはオーストリアでライター製造の幕を閉じた」そうです。柘製作所製作所さんからのHPから

イムコ情報まとめておきました


追記2016年3月28日

NEWS! イムコのライターを日本メーカーさんが引継ぎ!

柘製作所(つげせいさくしょ)さんがブランドを正式に引き継いで生産されているとのことらしいです。

柘製作所公式より引用

創業1918年。現在のライターの世界基準を作ったIMCO。2012年4月にIMCOはオーストリアでライター製造の幕を閉じた。柘製作所は40年あまり輸入代理店として国内販売をしてきた。と同時に、IMCOの過去に製造されたライターの蒐集や研究の実績が評価され、2013年2月にブランドを正式に引き継ぐことになった。 新生IMCOは過去に作られたモデルを再現する「クラシック?ライン」、IMCOのエスプリを効かせた「エヴォリューション?ライン」の二つのラインを設け順次発売を予定している。第一弾は5つの型を10月29日に世界同時発売予定。

うれしいですねー。

なんてったって、日本のメーカーさんが銘品ブランドを引き継いだってのがうれしい。世界のイムコ・オイルライターファンのみなさんにも喜んでいただけるってもんですね。

楽天のたくさんのショップさんにも復刻イムコのライターが販売されておりました!

シガレットケースもあるのですね、デザインテイストが揃っていてうれしいアイテムです。

復刻とオリジナルを比べたいあなたに・・

よく、復刻とオリジナルが比べられる話ってよくあると思うんです。筆者の友人にはいろんなコレクターの方がおられまして、さまざななアイテムにおいて、復刻とオリジナルの比較談義を拝聴させていただいております。

筆者の意見は、「復刻だろうが全くかまわない。」です。

もちろん、オリジナルのほうが歴史的に見て希少価値があるのかもしれません。しかし、それは商品の売買という点において、価格がどちらが高くつくか?という話です。商品売買という、たかだか商いの1点に過ぎないのであります。

筆者はアイテムを通じて得られる体験こそが価値と思われます。

風吹きすさぶ野原や山の中で、このライターで火をつけたときの感覚、後輩に見せびらかして褒められた時の感覚、キャバクラ的な女性が接客するときに話のネタになってうれしかったな的な感覚、などが本当の価値なのです。

なので、そういう体験ができれば復刻だろうが全然かまわないのです。

「ガンガン使って、ガンガン楽しむ。」

価値は値札には書いてありません。そこに書いてるのは「その時の値段」です。

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