概要 イン・ザ・トール・グラス -狂気の迷路- 2019年 ‧ ドラマ/ミステリー を観た独自視線の感想。なるべくネタバレなし。
サムネイル良い感じ
これ大事なんだけど、NETFLIXってサムネイル命。
この作品は草がぼうぼう映えてて、ほかのサムネイルに比べてなんか違和感かもし出してるんだよね。
草のグリーンにNETFLIXのレッドが映えてるのも吉。
マタニティワンピースの衣装チョイス良きかな
妊婦の女性のマタニティ・ワンピースの衣装がいい。草背景の割合がすごく多いから、柄や色選びはとても大切だったとおもう。
もし登場人物のだれかが緑色を着てたりなんかしたら、みょうな感じだったろうね。
映像全体の色バランスがよかった。
昼と夜の草地の印象付けも効果的だったと思う。
ホラー・ミステリーの重要人物「子ども」キャスティング
もうね、これに限るんですよね。ホラー・ミステリーものは。
というのは、子役の俳優の顔や立ち振る舞いが「絶対にかわいくなくてはならない」んですよね。
子役が憎たらしかったり、小汚い貧乏間のある俳優だと物語のノイズになって本来の怖さ・スリル感が入ってこなくなるんです。
その点、この作品の子役はばっちり。
かわいい純粋な白人ブロンド男の子でありながら、目がロードオブザリングのフロドを思わせるギョロっと感があってまさに適役。
スティーブンキング原作
スティーブンキング原作なんだけど、観る前も後も、その点にあまり価値は感じなかったよ。
なんていうか、スティーブン君の作品は初速がとても良い感じで始まって、中盤以降の人間関係の説明部分で萎えてしまう気持ちを持ってるんだ。
「IT」も。
なんというか、狂気なんだろうなっておもっていた事件の動機の部分が、実は自分の過去のコンプレックスみたいな正当な動機だったみたいな展開にがっかりしてしまうような気持ちかな。
おすすめの観方
- はじまりのドキドキ感
- 中盤の失速感
- 終盤の閉塞・失速感
- 観終わった後の虚無感
を味わってください。序盤はかなりいい感じだよ!
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